人は成長できるものなのですが
人を育てるのは、誰にとっても並大抵のことではありません。何でも順風満帆で、良いときというのは誰しも幸せです。が、問題は、物事が立ち行かなくなったときです。そういうときに、人は成長できるものなのですが、どのように成長させてあげるといいのでしょうか。 基本的なことをまずは、抑えておくといいのではないでしょうか。人というのは、誰でも自尊感情というのがあります。つまり、自尊心ですね。この自尊感情をあまりにも傷つけられるような言い方をされてしまうと、上司や先輩についてこなくなってしまうこともあります。 たとえば、こんな言い方をされてしまったら、相手はどう思うのか、シミュレーションしてみましょう。「会社に遅刻だなんて、何を考えているんだ!」という言い方をされると、相手は悪いと思っていても、自尊感情が働き、「わかっているよ、そんなことくらい。こちらだって理由があるんだ」と思ってしまうでしょう。また、何かを質問してきたときに、「こんなこともわからないで、この仕事をやっていたのか」といえば、「わからない時には聞けといったのに、聞いちゃいけないのか」という不満が出てきてしまいます。 このような場合には、厳しい言葉だけでなく、その人の自尊感情を尊重するような温かい言葉も添えることで、円滑な関係が生まれます。「厳しいことをいうようだが、今は会社が大変な時期なんだ。わかってくれるな」と、正直に気持ちを伝えれば、部下としては奮起してくれる可能性が大です。また、「このプロジェクトが終わったら、俺が何かご馳走しよう。それまでの我慢だ」などというのも部下の頑なな気持ちをほぐせるでしょう。たとえそれが、コーヒー一杯、アイスクリーム一個だったとしても、その部下の心に響くことでしょう。